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DISK-LOCCメーカーとしてのマツトモ

激しい振動部分で威力を発揮する夢のワッシャー

詳細について

■DISC-LOCKの自己締結メカニズム

DISC-LOCKは、片面に互いにかんごうする傾斜した歯と裏側に数条のクサビ状突起を設けた同一形状のワッシャー2枚を1組として使用します。
図のように、傾斜した歯を相互にかみ合わせるように取り付けると、裏側のクサビ状突起が結合金属およびナットを捉え、それぞれに固着します。

振動や衝撃によってボルトには張力が生じます。それにより、取り付けたナットは緩む方向に回り始めようとします。DISC-LOCKワッシャーの歯の傾斜は、ボルトのネジ角度より大きく設計されているため、傾斜を乗り越えることはできません。ナットと共に回転したときに生じる嵌合部の高低差は増大する締め付け荷重となってナットに作用します。

ご注意



■性能比較試験データ

ご注意

他社防緩製品と性能比較実験を行った検査データです。
JIS規格トルクで締付後、DIN規格より過酷な条件での試験結果です。
他社製品、類似製品が脱落したり緩んだりしている中、緩めるトルクが締付トルクを上回ったのはDISC−LOCKただ一つです。
ドイツ規格DIN65151に準拠した、ユンカー式振動試験機に、共和電業製センサー、測定機を用いてWindowsで管理・計測を行っています。
共和電業製センサー、Windowsで計測を行うことで社内規格ではなく、よりDIN規格に準拠する環境を整えました。フェアな条件での振動試験結果です。



■振動試験データ

ご注意

基準を上回る過酷な条件で、確実な試験結果を得ております。
使用ボルトM8×50標準ボルト、振幅巾1m/m、20Hzで60sec。締付時のトルクと緩めるときのトルクのギャップを測定した試験データです。
赤いグラフはJIS規格トルクで締め付けた場合、黄色いグラフはJIS規格を大きく下回るトルクで締付けた場合の試験データです。
いずれも振動試験後の緩めるトルクは締付トルクを上回っています。
小さい締付トルクでも、振動を大きな締付荷重に変えることが出来る製品であることが証明されました。

■製法と特徴
  1. 日本製の材料を調達して、日本で制作をし、表面処理に至る迄全て MADE IN JAPAN です。
  2. DISC−LOCKワッシャーは、規格番号SPHCの熱間圧延鋼板コイルを自動金型プレスで7工程で打ち抜きます。
  3. 回転炉または振動炉に入れて約860℃で40分間浸炭焼入れをし、表面から0.1〜0.15mmを硬化させています。焼き入れ硬度はHRC50前後に達します。
  4. 熱処理後、厚さ5〜8ミクロンの3価クロメートを施します。
  5. 水素割れを防ぐため約196℃で4時間にわたってベーキング処理をおこないます。
    以上の工程により、DISC−LOCKワッシャーは芯部に延性を保持しながら極めて高い表面硬度を与えられています。
■DISC-LOCKの経済性
  1. DISC−LOCKワッシャーは、あらゆる等級・形状のボルト・ナット類(メートルサイズおよびインチサイズ)に使用できます。
  2. 同形状のワッシャーを2枚1組で使用するため、部品数を増やさず管理が容易です。
  3. 平ワッシャーやスプリングワッシャー、特殊な緩み止め製品を必要としないため、専用工具や高強度(高コスト)ボルトが不要です。
  4. 繰り返し使用することが出来ます。
■製品規格

製品規格